老剣士 その6
対人競技においては、相手に勝つ前に特に「己を知る」ことが重要なことは今さらいうまでもないですが、残念ながら己を知らなさ過ぎました。よって、一、二のデータを退官記念誌や日記メモより示します。
❶ 身体組成(オムロン製)
日時 体重 体脂肪体年齢 BMI基礎代謝骨格筋率内脂肪皮下脂肪
23年1月 57.4 26 60 23.3 1362 26.3 11 15.7
25年8月 57.0 22.4 59 23.1 1377 27.5 11.5 13.8
27年3月 57.4 20.2 59 23.3 1386 28.6 11 12.5
28年1月 57.6 23.9 60 23.3 1371 26.9 11.5 14.5
❷ 大腿部測定
H25年5月23日 (ひざ上10cm、15cm) 布巻尺使用
右 10cm 43.8cm 15cm 47.0cm
左 10cm 44.7cm 15cm 48.0 cm
H26年2月
右 10cm 43.5cm 15cm 47.0cm
左 10cm 44.0cm 15cm 47.0cm
H 27年3月
右 10cm 42.5 15cm 46.5
左 同上 41.5 同上 46.
H28年1月
右 10cm 43 15cm 46.5
左 同上 43.5 同上 46.5
❸ とび込み距離(左足親指から踏み込んだ時の右足親指まで、三回の平均値)
H 26年1月 105cm
H 27年2月 105cm
H 28年1月 98cm
➍ 持久走(5000m)退官記念誌+メモより
H 1971年 21分22秒 於いて名古屋大学グランド
ラスト200mタイム 39秒
H 2004年 4200m 27分35秒 於いて金沢大学グランド
(ラスト800m未完走 400m平均2分42秒)
❺ 八角棒素振り 重さ1.815kg 長さ 118cm 打ち込みの高さ160cm
振りかぶり巾 背中まで
H 1973年 100回 2分23秒
H 1979年 100回 2分19秒
H 2004年 一分間に変更 46回(一回当たり1.3秒) 100回は困難ゆえ変更
❻ 通常竹刀素振り 重さ 485g 長さ118cm 以下上と同じ
H 1974年 1000回 14分58秒(一回当たり0.898秒)
H 1978年 1000回 16分06秒
H 2004年 1000回 21分52秒
「腰痛リハビリ・トレーニング稽古経過」その6平成27年1月〜8月)
Ⅰ 平成27年1月~ 8月までのリハ・トレ・稽古経過
概略
・年末から6日まで稽古休み。この間、大雪の為約40分程度の散歩のみ。
そろそろ、素振りも取り入れなくてはと3日より、20回程度×3回程度の常
通竹刀での素振りのみ。なんとなく時間が過ぎていく感じがある。もう少し、メリハリつけ
た生活習慣が必要。
年末からの体調はリハビリの効果により回復に傾向にある。朝も比較的すんなり
と起床できるようになった。
平成27年1月6日
午後五時から金大稽古に参加。稽古前午後四時からの辻整形でのリハビリ
実施。12日ぶりの稽古にしては思ったよりもスムーズに稽古ができた。大原
監督曰く、今年何回目の稽古ですかの問い掛けがそれを物語る。
1 リハ実施内容
① 仰臥姿勢から、幇助者が右足脚を肩にかけ垂直に立てる(対側の腸腰筋、ふくらはぎ、大腿後面のストレッチ)
② 次に仰臥姿勢から幇助者が左右脚を頭に付けるストレッチ(腸腰筋などのストレチ)
補助者が最大努力の6〜8割を4〜7秒×左右3回かける。順次強くしていく。
➂ 横になり、上体と下肢を反対方向にねじる。強度は約7〜8割。
③ 上体を丸めるリハビリ実施。
2 稽古
とび込み面、小手面、小手胴、面体当たり引き面、引き胴2セット
地稽古2分×2〜3名
① 近藤稔和和歌山医科大教授から「昭和天覧試合」などの感想があり、You Tube開く
持田先生と中野先生との対戦あり。42歳対68歳 持田先生は手元が固く打た
せないが、とび込んだ打ちは殆どみられない。受けはしっかりしている。
82歳での稽古風景もあるが、やはり受けは強いもののとび込んだ打ちは無
い。したがって、生きていれば小生としては80歳でとび込み面が打てるかどうかが
メヤスとなる。
平成27年1月後半2月10日まで
概要
腰痛もほぼ回復したようで、朝の腰の柔軟性はかなりよくなった。特に左右
の腕ふりによる腰の捻転運動は殆ど違和感なくできるようになった。75歳老
人として、かなり柔軟性はあるといってよい。
稽古は学生のテストや休みによりほとんどできない。また、素振りもほとん
どしていないことに気が付く。その反面、散歩では、20〜30m程度軽く走った
り、古墳前の70段階段の駆け登り、ゆつくりではあるが2セット程度できる
ようになった。
平成27年2月12日以降
概要 1月に入り、リハビリは主に上体を丸めるリハビリにかわってきた(背筋のストレッチか?)。素振りも思いつきで20回×2〜3回実施。全体的に意欲が減少
腰痛本購入→「もやもや血管」圧押治療、よく効く感じ。
1 リハ実施内容、前月とほぼ変わらず
2 稽古
とび込み面、小手面、小手胴、面体当たり引き面、引き胴二セット
地稽古2分×2〜3人
稽古所感
ア) ほぼ前月と変わらず。
平成27年2月10日 踏み込み距離等測定
風呂上り 家中 歩幅 55〜60cm 踏み込み距離100〜110cm
外 大股歩き70〜72cm ランニング幅75〜80cm
3月中旬
遠山の目付を実践→以外と対応できることに気付く。
体重56.5㎏
辻整形におけるリハビリで「背中合わせ」20秒×2回による、リバンドがひ
どくここ三日生活に影響あり。特に腹筋の痛みがひどく、大腸がんの影響か
と疑っての日々はつらかった。しかし、三〜四日で80%元に戻って一安心。
四月に入ってもリハビリ後については同じように左下腹筋当たりが20〜30%
程度痛いが排便後は少し和らぐ。寝返りを打つ際急に寝返ると痛さを感じ
る。本日は特に急に寝返ったことが原因。午後になるとあまり感じなくな
り、散歩時の20m〜30m程度の走りに影響はでない。結局、リハビリ後二日
間は痛さが気になったが、三日経過したらほぼ気にならなくなった。
4月10日より散歩は少な目にし、筋力トレーニングを追加する。特に腰回り
の筋力強化と素振り強化。と言っても30×3回程度。腰回りは足首に500g程度の鉄アレイをつけ横臥姿勢から10回程度上げ下ろしする。また、伏臥姿勢で大腿部をあげおろしす
る。五月に入り、四月実施の鉄アレイは継続する気が失せ中止した。以上 その7へ続く
老剣士の稽古・リハビリ・トレーニング その7
Ⅰ 平成27年8月~10月末 リハ・トレ・稽古経過
概略
5月初旬頃より、辻整形のリハビリ効果もあり腰痛は9割方良くなった。稽古も大学生と週2回、基本打ちを含め20分程度出来るようになった。この機会に満76歳剣士の「二刀の基礎的な打ち込み」をipadで動画を撮ってみた。曲がりなりにも撮れた。最近のリハビリは主に腰の筋肉の可動性を高める方向になった(下記リハ実施内容)。
稽古のない日の朝、夕の散歩、自転車は約40分実施。稽古ある日は朝の散歩が主。
1 リハ実施内容
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仰臥姿勢から、幇助者が右足脚を肩にかけ垂直に立てる(対側の腸腰筋、ふくらはぎ、大腿後面のストレッチ。
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次に仰臥姿勢から幇助者が左右脚を頭に付けるストレッチ(腸腰筋などのストレチ)
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補助者が最大努力の7〜8割を4〜7秒×左右3~5回。順次強くしていく。
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横になり、上体と下肢を反対方向にねじる。強度は約7〜8割
2 稽古
1) とび込み面、小手面、小手胴、面体当たり引き面、引き胴2セット
⒉)地稽古2分×2〜3名
稽古で留意していることは「遠山の目付」→意外と対応できることに気付く。
76歳の誕生日前日の稽古所感は、三、四年前の腰痛時よりもよく動けるになった。
(ホームページ、動画参照)