Ⅱ 佐藤先生直伝の形講習(金沢大学剣道部対象)
動画その2解説
全体の流れ―――最初に二本目、一本目について演武と解説があります。又、中頃に少し四本目が入っていますが、主に三本目の形演武にあたり留意する点を解説しております。結論的には❶打太刀は空間を突かず剣先が背中を突き抜く程度に踏み込み突くことが大切。❷打太刀は受け(防御)に際して半身となり剣先を相手の喉にしっかりと付ける。❸仕太刀は打太刀の剣を殺しながら突き進むことが大切。
動画の流れ
0分-2分 二本目、一本目解説(空間を打たない事)
2分—12分 三本目解説
○打太刀は手の内を返して真剣に突き切る ○仕太刀は半身になり剣先を相手の喉につける。 ○打太刀はどう受けるか、どう凌ぐかについて解説 ○ナヤし入れのポイントは打太刀の左手を殺す(多少オーバー気味に解説)。
14分-15分 高野先生の一番弟子としての佐藤先生紹介
16分-四本目
15分-脇構えにかまえるタイミングは、打太刀が八相に構えた瞬間。
16分-切り結びについての恵土見解→❶打太刀は左腹や首なども狙いつつ約束通り正面を打つ。これに対応して仕太刀は脇構えから突然剣を繰り出す。よって打太刀は躊躇し委縮することにより切り結ぶ形となる。❷お互いに身を捨てきって打ち込むため鍔と鍔が異常に接近し、ジリジリと下がりながら間を取る。などが考えられるが佐藤先生の質問に対する意見は特に頂けなかった。なお、切結んだ後は互いに首などを切られないように中心を譲ることなく中段となることに留意する。打太刀の突きへの返しは、仕太刀は迎え入れるように左足を出して躱すことが大切。
形総括===形は生き物ぞ! よくよく吟味、検討すべき。